2011年03月23日
寄付は人知れずに
巨大地震発生から2週間近く経ちました。
無力な修行僧が被災地のためにできたことは
「祈ること」
と
「義援金へのわずかながらの協力」
(涙)
S子さんもスーパーマーケットで寄付したらしい。
そのことを話していたら娘が
「私も義援金に協力したい」
と言いだしました。
「じゃあ、家のお手伝いをしてお小遣いをためてそのお金を寄付しようか」
「うん、がんばる」
その日からお風呂を洗ったり、いろいろとお手伝い。
そうやって貯めた硬貨を義援金の協力を呼びかけているローカル放送局が近くにあるので土曜日に娘を連れて寄付しに行きました。
ところが正面玄関が閉まっててウロウロしているとスタッフらしき人が「何か?」
「募金箱はどこでしょうか?」
「ちょうどよかった。こちらの方に」と別棟の報道室に案内されました。
「ちょうどよかった」ってどういうことだろうと考えながらも娘が手に握りしめていた硬貨を募金箱に入れて帰ろうとすると
「ちょっと待って下さい」とアナウンサーとカメラを抱えたカメラマンが出てきました(汗)
アナ「ちょっとインタビューいいですか」
いきなりカメラが回り始めます。
アナ「今日は娘さんが募金ですか」
突然のことに焦りながらも、修行僧「娘がぜひ義援金を送りたいというので家のお手伝いをして貯めたお小遣いを寄付しに来ました」
アナ「では、娘さんとカメラに向かって何かメッセージを」
修行僧・娘、緊張して「地震の皆さん、がんばって下さい」
アナ「『地震の皆さん』っていうのはちょっとおかしいですね。」
修行僧・娘「被災地の皆さん、がんばって下さい」
(汗)
その日の夜はその局のローカルニュースを注意して見てましたが放映されなかったのでボツになったんだと安心してました。
ところが今日会社で会う人毎に
「修行僧さん、昨日の夕方テレビに出てましたね」
「娘さん偉いですね」
やっぱり放送されたのか(汗)
恥ずかしい(涙)
やっぱり寄付は人知れずにするもんです。
娘さん、お手伝いしたお小遣いなんて偉いですね。
>やっぱり寄付は人知れずにするもんです
いえいえ、こんな娘さんを見て自分もやろう!って思った子供達が
いっぱいいると思います。
こちらこそ、いつも楽しく読ませていただいております。
日本中が世界中が義捐金ブームのようです。
でも一過性ではだめなんですよね。
娘にも次の募金のためのお手伝いをさせようと思っています。