2007年10月11日
アンダーサーブ!
修行僧は、少年時代から足がつりやすい体質だった。50m走6.2秒のタイムを誇っていたが、マラソン大会ではゴール前か終わった後に必ず足がつった。
社会人になってテニスを再開すると、足のつりがもっとひどくなっていた。当時のコーチに「どうしたらつらないようになるんでしょうか」と尋ねると「肉は控えて野菜中心の生活に変えなさい」と言われたが、足よりも肉を選択して現在に至っている。
体重が増加した現在は、状況にもよるがシングルスで累計20ゲーム目くらいで危険信号になる。競った試合が続くと3試合目前半だ。悲しいことに前日にドローを見ながら「大体この辺でつるな」と予想できる。
もちろん少々のけいれんでは棄権しない。隣のコートまで臭うくらいエアサロンパスでごまかしながら両足または体幹がつるまで続行はする。
そんな時、くやしいことにアンダーサーブしか打てない場合もある。
マイケル・チャンは1989年の全仏4回戦で当時世界ランキング1位のイワン・レンドルと当り、最終セット極度の疲労と痙攣でサーブが打てなくなりあの有名な伝説のアンダーサーブでボイントを取ると、これで流れが変わり決勝でもエドベリをフルセットで破り17歳3ケ月の最年少優勝を飾った(最初で最後の4大タイトルとなったが)。
これがその有名なアンダーサーブの場面である。
修道僧の頭の中にはレンドルが突然のアンダーサーブに慌ててリターンをオーバーミスした光景が記憶されていたが、今見るとレンドルはきちんとリターンしている。次のそんなに厳しいとも思えないチャンのストロークをイワンのバカがヘタレで定評のあったボレーでミスしてポイントが決まったというのが事実のようだ。
私のアンダーサーブもけっこうリターンをミスしてくれる。ミスするのはストロークやリターンが安定しているはずのしこりストローカーが多い。普段より前でリターンするため、レンドルと同様に次のボレーが不安だからリターンで決めてやろうしてミスするのかもしれない。
いずれにしても、体質を変えていかないと3試合目で決勝戦となる大会(あったらいいな)以外でのシングルスの優勝など出来ない状態である。
本来は食生活の改善だけではなく、筋力トレーニングや走り込みで体力をつけていかなければならないのだが、走り込みで足がつってしまうダメな修行僧なのである。
コメント
食生活と書いてますがすべて私のせいではありませんからねー
投稿者 S子
2007/10/11 20:10