2007年09月24日
君はデ杯の松岡を見たか?
日本がまたデ杯グループⅠで惜敗した・・・。
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昔のことだ。1993年のことだった。
当時福岡に在住していた私は、隣県の佐賀市で行なわれたデ杯アジア・オセアニアグループⅠの2回戦を、会社のポールに掲揚する日の丸のデカイ奴を無断で借用して友人と応援に行った。
相手はニュージーランドだった。タイとか香港とかインドではなくニュージーランドである。
その時の日本のエースは当然松岡修造で、他は山本育史とプロに転向したばかりの本村剛一ともう一人は良く覚えていない。
そんなメンツだったので松岡が勝つことが最低条件のような戦いを余儀なくされていた。
友人とちぎれそうになるまで日の丸を振り、相手のサーブ中だろうが、相手のイージーミスだろうが、「ニッポン、サキイッポン!」と声を嗄らして応援した。
結果は日本2-3の惜敗だったが、試合の経過はよく覚えていない。
でも、よく覚えている光景がある。
試合前に日本の練習があった。松岡の練習の番で日本の二番手の山本育史がエンドラインから2m位中に入ってマジサーブをして松岡が物足りなさそうにリターン練習していた。その後ろの方で小男がコソコソ球拾いしていた。福井デ杯監督であった。
悲しくなった。
日本の男子テニス界はこんな悲しいことをいつまで続けるつもりだろうか。
日本国内のタイトルに有望な選手を縛りつけてはいないか?選手はそれに満足していないか?神和住は、福井は、山本は、増田は、本村は、鈴木は世界に挑戦したのか?テニス協会は支援したのか?彼らに実力がなかっただけなのか?
添田をどうするのか?錦織はどうするのか?
・・・・
2006年のワールドグループはロシアが最後にサフィンがアルゼンチンに打ち勝って優勝した。
その感動的場面がこれである。
負けたアルゼンチンのアスカーソはマジ泣きして立ち上がれない。
ロシアはサフィンを最近世界標準となった「ドウアゲ」をして全員で「バンザイ」だ。
アルゼンチンはマラドーナが応援している。ロシアはエリツィン元大統領がサフィンと抱擁している。
日本でそんな光景を見ることは夢なのか・・・夢ですませてよいのか?
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